枝葉末節、プラスアルファ。

「ブログを書く」とはどういうことかについて、考えてみたいと思っています。

「ニュース」が「歴史」に変わるとき

こんにちは。新しく「読みたい本」というカテゴリーを新設しました。どうぞよろしくお願いします。 

知らないと恥をかく世界の大問題 (角川SSC新書)

知らないと恥をかく世界の大問題 (角川SSC新書)

 

 

今回取り上げたいのは、池上彰さんの『知らないと恥をかく世界の大問題』です。池上さんの本は、ともすると「賞味期限が短い」と言われることもありますが(言っているのは私なんですが)、少し視点を引いて、5年10年経ったものを読むというのはいいかもしれないと思ったことがありまして、これを改めて読んでみたいと思いました。

それは、Amazon系のAudibleというサービスの試用中にこの本の朗読を聞いたことがきっかけでした。ご存知のように、池上さんはわかりやすい「ニュース解説」の第一人者と目されています。この著が発表されたのは2009年。冒頭部分を聞きましたが、内容はリーマン・ショックオバマ氏へのノーベル平和賞授与等について述べられていました。

リーマン・ショックの歴史的なインパクトや、なぜそれを端緒とした世界恐慌を回避できたのかについては、まだまだ理解が乏しい(←お前、何歳だよ!)のですが、そうした「事件」「ニュース」も、今現在を強く規定する要因・伏流となっていることに気づかされます。つまり、事件やニュースも、5年10年経てば、歴史の一要因となって刻み込まれていることを思い知らされたのです。

歴史学でも、とりわけ現代史は価値判断が混入して、記述が困難であると言われています。また、ニュースの量とスピードはあまりにもありすぎるので、学的検討がなされるのには時間がかかる。

もちろん、それは承知の上でなのですが、ちょっと古い「最新ニュース本」を読むことで、自分自身の「世界史」の見方がアップデートできるのではないか。そんなことを感じながら、この稿を書いた次第です。